タグチメソッド

Taguchi method

 システムの機能のばらつきを小さくすることを指向した管理技術.技術開発段階でのオフライン品質工学と製造段階でのオンライン品質工学からなる.その特徴的な考え方は,オフライン品質工学におけるロバスト設計,すなわち下流再現性である.システムの理想的な入出力関係からのずれをSN比によって表現し,それを実験の解析特性とすること,また,実験の場の誤差評価ではなく,実験の場に市場環境の変動,部品劣化などによる誤差を再現し,機能への影響を評価することなどが強調されている.実験の計画には直交配列表を用いることが多い.