計算機援用試験・検査システムのことである.製品の寸法・形状,特性,性能などをコンピュータを利用して自動検査するもので,生産数や検査項目の多い製品などを対象として試験・検査工程の省力化や時間短縮を図ったり,段取りと手順を誤ることなく迅速に行うことを目的としている.製品の寸法・形状を検査対象としたCATでは三次元座標測定機を用いることが多く,計測・検査データの良否の判定だけでなく,CADで設計変更して最適な製品に近づけていくようなシステムも出現している.