コストエンジニアリング

cost engineering

 生産過程で生じるコストを事前的,事後的に分析し,効率的な生産活動を実現し,あるいは安価な価格の製品を可能にするには生産技術と一体になり,それ自体も科学的,工学的なコストに関する分析が必要である.それにより,コスト面からも設計に対する諸条件を与えることができる.このようなコストに関する工学的分析やコスト面からの設計へのかかわりを広くコストエンジニアリングという.その対象の中心は,製造段階で発生し,製品の素価をなす製造原価であるが,研究開発費など間接費の上昇が著しくなると,それらも含めてコスト全体をエンジニアリングの対象としていく必要がある.