元来は建築物の様式や構成のことであるが,転じてコンピュータやシステムの,物理的および論理的配列や構成をさすようになった.コンピュータアーキテクチャの原義は,コンピュータ本体の内部構成をさし,今日一般的に用いられているノイマン型コンピュータの場合には処理装置と記憶装置とから成り立ち,前者は制御部と演算部とで構成されている.複数の単体コンピュータを通信ネットワークを介して相互接続しシステム化する場合,各要素間の接続形式やプロトコルを体系化する必要があり,このことをネットワークアーキテクチャと呼ぶ.