自然科学,芸術,人文科学,現場的経験則などを領域を越えて統合し,人を中心にすえた視点で,機械を企画,デザイン,製作する工学.従来重視された性能・効率・コストという機械の評価基準が,楽しさ・美しさ・満足感へと変化してきた.この流れの中で,数値化・数式化・標準化を基本とした従来の自然科学を基盤とした工学において,取扱いが困難なため取残されがちだった感性や情緒・流行など,人の感覚的要因に視点をおいた技術の必要性が増大したことに伴い発生した分野.