数量化理論

quantification theory

 多変量解析法の一分野で,連続的な尺度にのらないカテゴリカルな変量の場合にほかの多変量解析と同様の解析が行えるよう拡張したものである.林 知己夫氏の開発した方法が我が国では広く使われており,1か0かいずれかの値しかとらない定義関数を導入してカテゴリカルな変量をその組合せで表現するところに特長がある.連続変数を扱う重回帰分析,判別分析,主成分分析に対して,それぞれ数量化理論Ⅰ類,同Ⅱ類,同Ⅲ類が対応している.