川喜田二郎氏が開発したもので,社会問題や人間-機械系システムなど,複雑で構造が見えない問題の中に大まかな枠組みを見いだすための実践的手法である.問題に関係あると思われる情報をブレーンストーミングや資料からの抽出によって可能な限り集め,個々の情報を相互の親近性によってグループ化して共通名を与える.さらにグループ間の親近性で上位のグループにまとめ,またグループ間の因果関係や対立関係などを見いだし,これらを二次元上に図として表現する.問題解決に使うほか,開発に際して新しいアイディアの発想にも利用される.