吸着膜,反応生成物被膜など,流体潤滑膜以外の潤滑膜がおもに作用する状態の摩擦.流体摩擦と乾燥摩擦の中間の状態である.潤滑面の荷重,滑り速度,潤滑油の粘度などの条件により,油膜による負荷能力が十分でなく,金属間接触が生じていて,摩擦係数が荷重,滑り速度,潤滑流体の粘度に依存しない状態の摩擦であり,摩擦係数は流体潤滑状態よりは大きく,0.1程度になる.