同じロットとして生産された転がり軸受の90%の個数が,総回転数100万回転しても転がり疲れ寿命をおこさない理論上の静止荷重の大きさで,負荷能力を表す値.軸受の形式と内部寸法によって,その計算方法が国際的に標準化され,日本では〔JIS 1518〕に規定されている.1940年代にルンドベルグとパルムグレンが理論と実験によって計算方法を確立して以来,技術の進歩にしたがっていろいろの修正式が提案されている.