記録された画像を安定化・固定化するための処理のこと.ハロゲン化銀塩写真では,現像処理後に残存するハロゲン化銀を溶解除去する処理を指す.一般に,チオ硫酸塩のハロゲン化銀溶解作用を利用している.電子写真においては,用紙上のトナーを熱,圧力,溶剤などで用紙に固着させることを総称していう.定着はトナー相互あるいはトナーと用紙間との接着,投錨作用によってもたらされる.感光感熱記録紙(TAペーパー)においては,熱記録で形成された画像を紫外線露光により熱に対して不感にすることを指す.