狭まりすきまを有する軸受において,流体を狭まりすきまの方にかき込むくさび膜効果の強さを表す無次元の特性量.流体の粘度をμ,滑り速度をU,軸受の代表長さをL,代表すきまをh0,周囲圧力をPaとするとベアリング数は\[\it \Lambda = 6\mu UL/\left( {{P_a}h_0^2} \right)\]と表される.非圧縮性流体においては,負荷容量と剛性はΛに比例して増大するが,圧縮性流体の場合はΛがある程度大きくなると負荷容量と剛性は飽和する.圧縮性流体の場合,ベアリング数を圧縮性数と呼ぶときもある.