流体潤滑特性に及ぼす粗さの効果において,すきま方向の流れを考慮することが必要な粗さ.すきまに比較して粗さの振幅が大きい(すきまのこう配が大きい)場合に相当する.すきまのこう配が十分に小さいと仮定して導入されたレイノルズ方程式は成立しないため,ナビエ・ストークス方程式を解析の対象としなければならない.これに対してレイノルズ方程式が成立する粗さをレイノルズ粗さとよぶ.レイノルズ粗さよりストークス粗さとして解析した方がその影響が一般に大きく現れる.