情報に含まれる冗長度や知覚上重要でない成分を除去することにより,情報のデータ量を低減する技術.可逆圧縮と非可逆圧縮に大別される.可逆圧縮は,圧縮されたデータを伸張することにより原データを完全に復元することができ,コンピュータのプログラムやデータの圧縮に用いられる.非可逆圧縮は原データを完全に復元することはできないが,人間の視覚や聴覚の特性を利用することにより原データとの違いをほとんど気付かなくすることが可能で,画像や音声データの圧縮に用いられる.