現金自動取引装置などの金融機関の自動化機器においては,投入された紙幣の種類,真がんなどを正確に区分するために自動鑑別が行われる.投入された紙幣は取出し機構により束より1枚ずつ分離され,検査部に搬送される.検査は接触センサや光学センサを用いて,紙幣の光学的特徴,外形,傷の有無などについて行う.装置は検査結果を照合,分類したのち,その紙幣を集積するブロックを決定し,その方向へゲートを切替え,搬送する.また紙幣が不適とされた場合は排出動作を行う.