生物の視覚,あるいは人工的視覚情報処理システムを意味する.前者では,人間の視覚が中心で,明度の空間的変化や色に対する感度などを扱う生理学的特性と,錯視などを扱う心理学的特性が知られている.特に,カラー画像の入出力の向上に色の知覚特性が重要である.後者は人工知能の一分野で,computer visionとも呼ばれる.特徴抽出,照合,などにより画像理解を行うシステムである.こちらも人間の視覚に近づこうとし,アクティブビジョンやセンサフュージョンなどの導入,ニューラルネットワークの応用なども行われている.