ある地点の位置を測量する方法の一つ.外部にある基準点を2点用い,基準点どうしを結ぶ基線の長さと,基準点から見た目標点の方向と基線のなす角度を測定し,一辺と両端の角度から決定される三角形を用いて目標点の位置を測量する.測量された目標点を新たな基準点とすることで次々と三角形を連結して測量範囲を広げることができるので,大規模な測量に適する.今日では測量機器の発達により,三角形の辺の長さを直接測定する三辺測量や1点の基準点からの距離と方向を測定するトラバース法に取って代わられつつある.