組立におけるはめあい作業の自動化のために考案された工具.挿入する軸の姿勢を穴に倣(なら)わせるための,軸の先端の点回りの2自由度微小回転と,位置を倣わせるための軸に垂直な面内での2自由度微小並進運動を行うように構成されたばね機構である.通常ロボットとハンドの間に取付けられ,ハンドで挿入するべき軸を把握し,ロボットの下降運動だけで,何らロボットの複雑な制御を必要とせず,はめあい作業を可能にする.アメリカ・ドレイパ研究所で開発された.