弱非線形振動系に対する代表的な近似解法のひとつである.調和振動解を母解とし、その振幅と位相角とがゆっくりと変化する時間関数であると考えて元の微分方程式を振幅と位相角とに関する微分方程式に変換した上で、両方程式に平均化処理を施す.このようにして導出された平均化方程式から、周期解だけでなく過渡応答をも解析することができる.