系の状態が現在の条件だけでは決まらず,過去の履歴によって異なる現象.例えば,軟鋼などの金属材料に大きな荷重を作用させ塑性変形させると,負荷するときと除荷するときでは異なる荷重・変位曲線が得られ,ヒステリシスが起こる.系の状態を循環的に変化させたときに描くループをヒステリシスループといい,同じ条件における系の状態の差をヒステリシス差という.