電磁気現象を応用した計測で,コイルと磁性材の距離をインダクタンスの違いで計測するセンサ,電極間の距離をコンデンサの違いで計測するセンサ,ホール素子を使った磁界や位置センサ,磁歪(わい)や電歪効果を使ったセンサなど,多種多様にわたっている.計測記録機器や制御機器が電気回路で作られている現在,センサは物理量を電圧などの電気信号に変換することが要求されるため,その多くは電磁気現象を応用して計測されている.