他力制御

power-assisted control

 操作部を動かすエネルギーを,補助エネルギー源から得て行う制御.回転数の制御をする遠心調速機の場合,おもりに作用する遠心力のみを用いる自力制御となるが,この方式では,大きい操作部(蒸気弁など)を動かすことはできない.遠心力で油圧回路の小さい案内弁のみを動かし,それにより油圧源からの油圧を油圧シリンダに送り,大きい力を発生して操作部を動かすという方式が可能である.これが他力制御である.さらに,回転数を電気的なパルスで測定するように,制御量の状態をセンサにより信号として取りだす場合には,操作部を動かすエネルギーは必ず供給しなければならず,他力制御と同じになる.