零次ホールド

zero order hold

 離散時間系の信号(すなわちいくつかの離散時点においてのみ値を持つ信号)を連続時間系の信号(すなわち時間的に連続な信号)に変換することおよびそれを実行する要素をホールドという.あるサンプリング時点の値をつぎのサンプリング時点まで一定に保持することを零次ホールドという.いろいろな次数のホールドがあるが,実行の容易さから零次ホールドが最もよく用いられている.