一次おくれ系\(G\left( s \right) = 1/\left( {1 + Ts} \right)\)の定数Tを時定数という.このTの値は単位ステップ応答が定常値の63%(=1-e-1)に達する時間に相当する.すなわち,Tが小さいほど,速い応答となる.対象とする系が一次遅れ系ではない場合でも,応答の速さの目安として,ステップ応答の定常値の63%に達する時間を時定数として用いることがある.