機械の振動を質量m,ばね定数kおよび減衰係数cをもつ1自由度振動系で記述するとき,その特性根の根号内が0になる減衰係数ccがあり,その値は\(2\sqrt {mk} \)になる.減衰係数cとccとの比を減衰比といい,一般にζで表される.またζを100分率で表すこともある.この減衰比ζを用いると,減衰固有振動数は \(f = {f_n}\sqrt {1 - {\zeta ^2}} \),fn=非減衰固有振動数と書ける.ここにs=c/ccである.