動的システムに入力を加えると,しばらく過渡的な応答が続き,やがて出力は一定値(あるいは,一定の時間関数)に整定する.この整定するまでの応答を過渡応答,整定した後の応答を定常応答という.インディシャル応答(単位ステップ応答)に対しては,過渡応答を評価する指標として,立上がり時間,遅れ時間,行き過ぎ量,整定時間などが用いられる.