流体中を伝搬する音波によって発生する圧力の変化量である.地表面では約105Pa(N/m2)の静圧が存在するが,音圧はそれに重畳される形で加わる交流的に変化する圧力である.最小可聴音圧は1kHzで約2×10-5Pa,3.5kHz付近で約1.5×10-5Pa,最大可聴音圧は痛みを伴う限界値であり,約20Paといわれている.2×10-5Paをp0として基準にとり,20log10(p/p0)で表したものを音圧レベルと呼ぶ(単位dB).