安定な線形時不変システムに入力信号として正弦波u(t)=A sin ωtを加えたときの定常状態における出力は同一周波数の正弦波となり,y(t)=B sin (ωt+φ)と表される.このとき,位相の変化量φを位相ずれという.特に,φ>0のとき位相進み,φ<0のとき位相遅れと呼ばれる.