トカマク

Tokamak

 核融合プラズマの磁気閉じ込め方式のうち,プラズマが環状(トーラス)系となる磁界配位の一つ.旧ソ連クルチャトフ研究所で提唱され,現在磁気閉じ込め装置の中で最も成果を上げている.ドーナツ形の容器内のプラズマに電流を流し,その電流自身でプラズマを加熱,その電流が作る磁場で閉じ込める.プラズマ安定化のために外部コイルを用いてトーラス方向にも強いトロイダル磁界を印加する.現在,高周波による電流駆動により,定常運転を目標とする研究が行われている.

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