石炭ガス化複合発電

integrated coal gasification combined cycle (IGCC, ICGCC)

 固体燃料である石炭をガス化し,得られたガスを燃料として発電効率の高い石炭ガス化複合サイクルによる発電を行う.設備は,ガス化炉,ガス精製装置,ガスタービン,排熱回収ボイラ,蒸気タービンなどから構成される.従来の微粉炭だき発電に比べ,発電効率が格段に高く,環境保全性にすぐれていることから,次世代の高効率石炭火力発電方式として国内外で盛んに開発が進められている[勿来の200T/D噴流床式パイロットプラント(通産省:1986~1996)など].