→反動段.今日,ごく小型のタービンを除くと,ほぼ古典的な衝動段(反動度ほぼ0)といえるのは調速段のみである.調速段は,定圧運転でノズル締切調速を採用するタービンの初段であり,①大熱落差を処理できること,②部分負荷でも(小さい速度比でも)線図効率があまり悪化しないこと,③部分送入下でも作動すること,が要求されるので,必ず衝動段を用いる.部分送入下では大きな反動度は実効しないから,調速段の反動度は極力小さく設計される.