逆流防止弁を持つ空気取入口と燃焼室および長い排気管を備えた間欠燃焼型ジェット推進機関.サイクル的には,定容燃焼過程,断熱膨張過程,定圧冷却過程からなる.①燃焼室内の空気に燃料を吹込み燃焼させる.②圧力上昇により入口弁は閉じ,燃焼ガスは排気管から流出する.③慣性により,燃焼室圧力が大気圧以下に下がると入口弁が開いて新気が導入され,サイクルを繰返す.静止時から時速800km位まで使えるが,燃料消費が大きいことと,入口弁の寿命が問題である.第二次世界大戦中ドイツ軍のV1に使われた.