エネルギー源の多様化の中で,通常の石油系燃料以外の燃料にたいしても,その利用が検討されてきたが,それらをおもな燃料とするエンジンをいう.広義では,石油代替エネルギーである太陽光などをエネルギー源とするエンジンも含まれる,一般にはピストン式エンジンであって,その燃料としては,アルコール,植物油,石炭液化燃料のほか,天然ガス,水素,微粉炭なども含まれる.これらの燃料での燃焼あるいは出力性能などが通常の燃料の場合に比べて劣らないように,機関のとくに燃料・燃焼系にたいして対策が施されることが多い.