静止状態でなく運転状態でタービンや圧縮機などの翼先端部間隔をコントロールする構造システムのことで,漏れの低減による効率向上,静止部と回転部の接触防止による信頼性向上を図っている.代表的構造システムとしては,高温静止部を抽気空気などで冷却することにより静止部の直径を小さくする方法,静止部を円周方向にいくつか分割して半径方向の移動を可能にした状態で外周側に高圧,内周側に低圧をかけてその差圧で静止部を半径方向に移動する方法がある.