値が単位系に依存しない物理量(ないし物理量の組合せ)を無次元数という.無次元数は,質量,長さ,時間,温度などの基本単位に対して次元(基本単位の指数)を持たず,基本単位のすべての指数が0(無次元という)となる.なお,自然現象は特定の単位系に依存しないものであるから,物理法則はたがいに独立な無次元数の相互関係として記述できる.