大気圧下での固体または液体の密度測定は,試料の質量と試料と同じ体積の水の質量とを同時に測定し,水の密度の値を用いて試料の体積を求め,試料の密度を算出する方法で行われる.液体の場合には比重びん(ピクノメータとも呼ぶ),浮きはかりなどを用いて測定する.温度・圧力の変化による気体および液体の密度の変化は,PVT性質と呼ばれ,定容積法,変容積法,気体膨張法,バーネット法,浮子法,振動法などによって測定される.