ヒートパイプ

heat pipe

 金属管などの内側にウィックと称する多孔質材や繊維状のものを張り,内部には水やアルコールなど気相と液相間で相変化する熱媒体を封じ込めたもの.管の一端を外部から加熱すると熱媒体が蒸発し,他端に移動して凝縮し,熱を伝える.凝縮液はウィック内を伝わり,加熱端に戻る.熱伝達率の大きい蒸発と凝縮を利用するため,熱抵抗の小さい伝熱体となっている.