エンタルピー(圧力)を減少させることにより,流体を加速する断面積が変化する管路.亜音速流を加速するには先細流路,超音速流を加速するには末広(拡大)流路,亜音速から超音速にまたがって加速するにははじめ先細で後で末広になるような流路が必要になる.流路の断面積変化により,先細ノズル,末広ノズル,ラバルノズル(先細末広ノズル,中細ノズル)などという.
流体機器では先細ノズルが多用されており,ノズル性能は通常速度係数で表す.ペルトン水車のランナへ放水ジェットを導く部品としても利用されている.