金属や半導体において,熱的な量と電気的な量とが同時に関連しあう効果の総称である.具体的には,ゼーベック効果,ペルチェ効果,トムソン効果をいう.これらは相互に関連しあう.例えば,ゼーベック効果の熱起電力が両接点の温度差と比例関係にならないのは,ほかの二つの効果が大きく影響しているからである.