凍結により患部の生体組織を局所的に壊死させる一種の外科手術.出血や感染の恐れがなく,誘発される自己免疫反応により,残存したしゅようが縮小するなどの特徴を持つ.原理的には,液体窒素などを利用した急速な冷却により,細胞内に比較的粗大な氷晶を形成させ,細胞や膜を物理化学的に破壊させるもの.広義には,凍結による組織の接着や,ぜい弱なゲル状組織の固形化などの操作も凍結治療に含まれる.