太陽光集熱器は太陽からの光により物質の温度を上昇させるもので,より高温が必要な場合には曲面鏡やレンズにより集光する.集熱器では同時に大気への対流熱損失,空へのふく射熱損失が生じるので,集光体の鏡面に太陽光は吸収しやすく,自己ふく射の少ない選択吸収膜と呼ばれる膜を成形する.太陽光により温水を作る場合,すでに加熱された温水と加熱されていない水とが混合しないように工夫されている.