熱交換器において,高温流体と低温流体が並流(または向流)しているとき,入口からの移動距離により,境界面を通って移動する熱量が異なることを用いて,入口からの距離に対しての温度差を示し,その上で平均温度差を求めたものが対数平均温度差である.熱交換器入口,出口の温度差を図に示すように流れの方向に関係なくそれぞれΔ1, Δ2とすると,対数平均温度差Δtmは,以下のように表される.\[\it \Delta {t_m} = \frac{{{\it \Delta _{\rm{2}}} - {\it \Delta _{\rm{1}}}}}{{\ln \left( {{\it \Delta _{\rm{2}}}/{\it \Delta _{\rm{1}}}} \right)}}\]