接触融解

contact melting

 固相が高温壁と接触した状態で生ずる融解現象.通常は,融解に伴い液相領域が壁面近傍に拡大形成されるが,接触融解では固相を壁面に押しつける何らかの力が作用し,両者の間に大きい温度差を持った薄い流動液層が維持される.このような融解では一般に融解速度が大きくなるため,潜熱蓄熱の蓄熱過程ではこの現象が積極的に利用される.