状態量が変化するような,物質の系の変化.系内に存在する非平衡,周囲との相互作用,あるいはこれらの両方により系は状態変化する.系内に存在する非平衡による変化を自発的変化という.変化の途中のすべての状態が,平衡状態の無限小の近傍にあるような変化を準静的変化という.状態変化の後に,系と周囲を始めの状態に戻すことが可能であれば,状態変化は可逆変化であるという.