溶けた金属や溶岩などが水と接した場合など,低温の液体が,その飽和温度より十分に高い凝固温度を有する高温液体と接した場合に起こる化学反応を伴わない爆発現象.低温液体が水である場合を特に水蒸気爆発という.高温液体のまわりに形成される膜沸騰が崩壊し,この際に起こる急速な蒸発により衝撃的圧力が発生すると考えられているが,詳細な発生機構は分かっていない.原子炉の冷却水喪失事故や海底火山噴火などで問題となる.