与えられた周囲条件のもとで,系が状態変化をする際に外部に取出しうる最大可能な仕事.始めの状態と終わりの状態におけるエクセルギーの差に等しい.最大仕事は状態変化が可逆的である場合に得られ,実際に取出しうる仕事は,最大仕事から不可逆損失T0ΔSを差引いたものである.ここに,T0は周囲の絶対温度,ΔSは今考えている系と周囲を合せた系におけるエントロピーの増加.