再生・再熱サイクル

regenerative and reheat cycle

 再生サイクルと再熱サイクルを組合せたサイクル.蒸気サイクルにこのサイクルを採用すると,熱効率が向上するとともに,タービン低圧段における水滴による翼の損傷と湿り損失の増大を防ぐことができる.大出力の火力発電所では,このサイクルが用いられており,1または2段の再熱,5~8段のタービン抽気による給水加熱が採用されている.ガスタービンでは,このサイクルの採用によって,単純なブレイトンサイクルと比べて,熱効率と比出力を向上させることができる.