流動沸騰系で加熱面と液温の差が極めて大きく,クエンチ点での液温が沸点以下の場合,逆環状流の下流域では蒸気相(連続相)中に液相がスラグ状または液塊となって存在する.この流れのパターンをいう.液流量やクオリティが低い場合に見られる.連続相である液体中を気体スラグが流れる通常のスラグ流とは,気,液相の分布の仕方が全く逆になることから逆スラグ流と呼ばれる.