流体は応力が作用すると限りなく変形するが,流体にはその変形の速さに応じた抵抗力が働く.この性質を粘性と呼ぶ.抵抗力の大きさは一般の流体では,変形速度に比例し,この比例定数を粘度または絶対粘度と呼ぶ.このような流体をニュートン流体,高分子流体など比例しない流体を非ニュートン流体という.このような流体では,せん断応力と変形速度は比例関係になく,それらの比は変形速度の関数となる.この比を見掛け粘度と呼ぶ.