水車の流量測定法の一つで,円形断面の水圧管内にトレーサ溶液(食塩水)を噴射し,水圧管内に設けた電極で,その通過時間を測定して流量を求めるものである.水流に注入した食塩水が下流の2断面AとBを通過する時刻tAとtBとを,食塩水による水の電気抵抗の変化を利用して定める.いまAB間の管路の体積をVとすれば,流量はQ=V/(tA-tB)で求められる.