大気の圧力をいう.着目点の圧力は気象条件や高度によって変化する.工学的な問題では大気圧を基準にしたゲージ圧が重要な場合が多く,圧力測定用計器の多くは絶対圧よりもゲージ圧を示すようにできている.標準気圧は1atm=101.325kPa,工学気圧は1at=1kgf/cm2=98.0665kPaである.気象関係では,従来単位であるミリバールと表示数値が同じになるヘクトパスカルが用いられている(1hPa=100Pa).